都市整備常任委員会の視察についての報告です。
7月13日(水)は、富山県にて午前中は、
「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」について。
富山市では、バスをはじめとする身近な公共交通機関の衰退や環境問題の深刻化などの課題に対応するため、公共交通を活性化し、その沿線に居住、商業など都市の諸機能を集積させるまちづくりを推進しています。
その一環として平成18年より日本初の本格的なLRTを整備し、21年には市内電車環状線(セントラム)も整備。
さらに私も昨年、会派で視察した自転車共同利用システム「アヴィレ」を導入しています。
中心市街地に15ヶ所のステーションを設置し、30分間は無料で利用できます。
また運営費用は、ステーションなどの民間企業からの広告収入で賄っており、市からの補助金などの支出はないのです。
これらの事業は、富山市ならではの取り組みで、車利用社会が中心だった構造を環境配慮社会へ転換すべく推進されていることに感銘を受けました。
次に、富山富岸運河環水公園整備事業について。
富山県は、富山駅北地区における新都心の形成を目指す「とやま都市MIRAI」計画のシンボルとして富岸運河環水公園の整備を進め、水辺空間や展望塔を備えた「天門橋」、さらには野外劇場や野鳥の観察できる親水公園などを備えていました。
水辺の再生や空間を創出する整備にも取り組む世田谷区として大きな示唆となる事業であった。
特に、水辺にあった「スターバックス・カフェ」は賑わっていましたね。
多摩川をもっと親水空間として、区民にゆるやかに親しまれる水辺利用を考えていきたいと思う。