国立がん研究センターはこのほど、2009年から2011年にがんと診断された患者の5年生存率が64.1%だったと発表しました。
前回調査(2006年から2008年)と比べて2.0ポイント上昇しています。
部位別による5年生存率が高い群は、
男性が胃:67.5%
前立腺:99.1%
大腸:72.4%
女性は乳房:92.3%
大腸:70.1%
胃:64.6%
となっています。
一方、低い群は男女ともに膵臓、胆のう、胆管などになります。
また、がん全体の5年生存率を進行度別にみると、がんが生じた部位にとどまっている早期は92.4%、転移していると15.7%でした。
いずれにしても早期発見、早期治療こそが最良であり定期的な検診が重要です。