今般の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、その影響で不安やストレス、心の不安定を訴える人が増えています。
全国の精神保健福祉センターの心の相談室電話には、2月、3月の約2か月で、1700件を超える相談が寄せられています。
「介護施設が利用できず、家族の介護に疲れた」
「仕事が休みになり経済的に不安」
など先が見えない不安や疲労、悩みが重なっていることがうかがえます。
こんな時には、誰かに悩みを打ち明け、聞いてもらうことで不安が和らぐ、と専門家は指摘しています。
不眠や食欲の変化、気分の落ち込みやイライラは、心の不調の表れであり、特に孤立しがちな一人暮らしの高齢者への目配りは欠かせない。
そうした方々への見守りや相談体制を拡げていきたい。