ひろとBlog

「挑戦-原点から-」

 今日は少し時間が取れたので、10月3日から開催されている安藤忠雄建築展「挑戦-原点から-」へ行ってきました。

場所は乃木坂にあるGallery Ma(間)。

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 今回の催しでは、安藤氏の建築の原点である作品になっている「住吉の長屋」の原寸模型が展示されています。
この作品は、個人住宅(大阪)なので見学へ行くことはできないので、初めて実物大の空間を拝見することができた。

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 大阪下町の三軒長屋中央部の一軒を切り取り、内外のコンクリート打ち放しコートハウス型住宅です。

 狭い住居の中央部(1/3)を占める面積をあえて中庭として開放し、厳しい条件下の都市住宅にあって斬新な生活
空間を提案した。

 住宅の一部が外部なので、リビングからトイレに行くのに外へ出て向かう、雨が降ったら濡れていくことになる、
とても不便な住宅だと当時は批判が多かった。

 だが、住まいの何を喜びとするかはそこに過ごす人間の価値観であり、画一なものではない。との確信からくる設計
だったのでしょう。

 世田谷区にとっても先日も報告しましたが、講演会も5年連続開催されており、東急大井町線上野毛駅の設計も依頼されて、現在、工事も順調に進捗しているようです。

 傾斜の軌道敷地内の法面が一面、緑化される計画のようです。

 そうした意味では、学歴もなく、独学で建築を学び常に常識や固まった世の中の価値観からの脱却への「挑戦」の連続だったと、展示作品を観ながら、そう深く感じた。

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 人はできれば順風満帆でありたいし、波風立てることは避けたいと思っている。

 特に歳を重ねると強く感じてくる・・・・・。

 確かに建築であり、生活であり、政治であり、 伝統と歴史は非常に大切であり、重要である。

 しかし、それによって慢心や油断、温床になってしまうことへの表裏一体でもある。

 いつの時代でも信念を強く持って、臨まなければ改革は成し得ない。

 ましてや人のために真に尽くすことなど、できるはずがない。

 そのため常に自分自身への挑戦を忘れてはいけない、そう改めて心に誓った。

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