ひろとBlog

介護離職者 9.9万人に

 2017年9月までの1年間に介護や看護のために離職した人が9万9100人に上ったことが、総務省が公表した2017年の就業構造基本調査で判明しました。
前回の2012年調査における10万1100人からほぼ横ばいで、介護離職の実態に大きな改善が未だみられない状況がうかがえます。
 介護離職者のうち女性は7万5100人と全体の8割近くを占めています。

介護離職者のうち、再び仕事に復帰するなど調査時点で仕事を持っていた人は2万4600人で、前回調査より6800人増加し、働きながら介護している人は346万3200人と、前回より55万3000人増えました。
 一方、仕事を持ちながら育児をしている女性は404万1900人で、育児中の女性に占める割合も前回調査よりも11.9ポイント上昇しています。

2025年には団塊の世代が後期高齢者に突入する「大介護時代」に向けてどう備えるのか、在宅における介護・看護支援のネットワークをさらに充実させていきたいのと、認知症サポート体制の強化にも取り組んでいきたいと考えています。

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