西日本を中心に降り続いた記録的な大雨の被害は拡大し、多くの方が犠牲に遭われました。
衷心からお悔やみを申し上げるとともに、心からお見舞いを申し上げます。
行方不明や安否不明の方も多く、平成に入ってからの豪雨災害としては、2004年10月に発生した台風23号と2011年8月から9月の紀伊半島豪雨による死者・行方不明者を上回る過去最多の被害状況になっています。
気象庁は9日、梅雨前線や台風7号による6月28日以降の全国的で記録的な大雨の名称を「平成30年7月豪雨」と定めました。
台風7号は6月29日発生し、その後、温帯低気圧に変わったにもかかわらず、5日から8日に東・西日本に梅雨前線が停滞して観測史上最多雨量を記録する地点が続出し、計11府県に大雨特別警報が発表されました。
雨量は平年の7月雨量の2倍から4倍に上るところもあり、河川氾濫や土砂崩れによる人的被害、住宅などの浸水被害が多発しています。
世田谷区をはじめとする都市部においても、今後集中豪雨による経験したことのない自然災害が起きる可能性も考えると、国分寺崖線などの地形に象徴されるよう土砂災害対策や雨水の流出を抑制する、いったん貯留する、そうした整備を行政主導でさらに推し進めていく必要性を実感しています。
被害が起きた各地の実態調査を踏まえて、新たな観点からの豪雨対策を定めるよう取り組んでいきたいと思います。