福島原発事故にともなう社会的な節電へ向けた取り組みとともに、自然エネルギー型社会への転換が急がれています。
先般、慶應義塾大学の武藤教授の「温度差発電への期待」という記事に目がとまった。
実は、わずかな温度差によって発電する半導体を使い、温泉の廃熱などを活用する「温度差発電」に期待が集まっているとのこと。
この半導体の発電効率を高め、新たなエネルギー源として実用化の道を模索することに触れていました。
例えば現在主流となっている発電所の多くでは、膨大な熱量で水を沸騰させ、蒸気タービンを回すことにより電気を発生させています。
しかし、技術の向上により熱を電力に変換する効率は、日本の火力発電では平均40%を超えており、世界でもトップレベルだが、それでも半分以上の熱は捨てられているそうです。
これをパワーハーベスト(捨てられているエネルギーの再利用)と言い、それらを効率的に進める技術の研究も進んでいるそうです。
さらに、人が歩く際の圧力・振動を活用して発電するシステムも実現しているそうです。
06年に実験した測定値では、1歩あたり15ミリワット/秒の発電量が得られることも分かったそうです。
既にJリーグビュッセル神戸のスタジアムに常設されたり、10年に開催された上海国際博覧会の日本館で、試作品が展示されたりしました。
今後の効率化へ向けては様々な課題はありますが、パワーハーベストの概念は非常に重要性を増すと期待しています。