西東京、清瀬、東久留米の3市がこのたび合同で、古紙の持ち去りを防ぐため、衛星利用測位システム(GPS)を活用した追跡調査を行うことを発表しました。
古紙など資源物の売却益は自治体の収入源の一つでありますが、古紙の持ち去り行為は刑法の窃盗罪に該当しないとされるケースもあり、被害が後を絶ちません。
世田谷区でも全国で初めて「持ち去り防止条例」を制定し、告発できる体制ができているにも関わらず、持ち去り業者は横行しています。
そこで3市は、集積所の古紙にGPS装置を仕掛けて追跡し、持ち去った業者と買い取った問屋を特定し、問屋に不正業者からの古紙を受け入れないように指導をするとのことです。
西東京市は先行的に今年6月からGPSを使った追跡調査を実施し、受け入れた問屋を特定し注意を促したところ、その後の持ち去りが減ったとのこと。
世田谷区においても、区民の方々や回収事業者の努力や連携による防止策だけでは限界もあり、新たな対応策として注目をしていきたいと考えています。