今日ある新聞に”二人のトインビー”についての記事が掲載されていた。
それは二人の<アーノルド・トインビー>
一人は、20世紀最大の歴史学者である”アーノルド・トインビー”博士
もう一人は、その叔父で19世紀の経済学者である”アーノルド・トインビー”博士
二人とも人名辞典に掲載されているそうです。
19世紀の経済学者であるアーノルド・トインビー博士は、貧困地域の人々を支え、
そうした社会事業を行うセツルメントハウス(隣保館)の先駆けとなったロンドンの
「トインビーホール」に、その名を残している。
同ホールのルーク・ゲーガン館長が同誌のインタビューで、二人に共通するものと
して、以下のように述べられています。
「社会を良くするためにはどうしたらいいか、を考えた点にあると思う」
と指摘をされたそうです。
歴史家は今の社会を良くするために過去を学び、経済学者は今の社会がどんな未来に向かうべきかを見定めるために経済を学んだ。
20世紀最大の歴史学者である”アーノルド・トインビー”博士は、
「生物の最も大きな弱点の一つは利己主義」
と断言している。
総選挙公示を控え、今の社会を良くするために、今の社会がどんな未来に向かうべきかを見定めるための選択をしなくてはいけないと深く感じた。