ひろとBlog

最近気になる出来事

今朝の一般紙にこんな記事が掲載されていた。東京近郊の団地の公園に看板のことである。その看板には、「近隣住民が早朝のラジオ体操の音で大変に迷惑しています。近隣の迷惑にならないようボリュームを絞ってください」と書かれていたそう。
この記事を読んだとき、最近の地域社会を象徴しているかのような出来事だと感じました。果たして、ラジオ体操の音がそんなに我慢できない音なのだろうか。確かに実際の毎日の音のボリュームも分からないし、特別な事情のある方から配慮があるのかもしれないが、ラジオ体操といっても時間にすれば、ほんの10数分程度でしょうし、当然、短時間であっても周辺への配慮は必要であると思う。しかし、地域社会においては、多少のことはお互いに譲り合う、我慢し合う、思いやり合う、そういった事が失われてしまうと、なんだかとても温かみのないぎすぎすした地域になってしまう気がしてしまう。

その反面、先般発生した町田市で起きた女子高生殺人事件では、悲鳴や物音を聞いていた近隣の方々は、結局、110番通報はしなかった。

聞き流していい音と、聞き流してはいけない音を、今の地域社会では本末転倒しているのではと、危惧をしているのは私だけだろうか。

人が人としての振る舞いを忘れているのではないだろうか。

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