厚生労働省が4日、2013年の人口動態統計で、一人の女性が生涯に産む子どもの数の推計値を表す合計特殊出生率が1.43となり、前年の1.39から上昇したことを発表しました。
一方で、出生数は7431人減の102万9800人で、統計を取り始めた1899(明治)年以降、最少を更新することになりました。
出生率は20から24歳と25歳から29歳では低下していますが、30歳から49歳では上昇しているそうです。
また都道府県別では、福島では東日本大震災の影響で2012年に落ち込んだのが、1.53と大幅に回復、出生数も776人増加し、震災前の水準に戻りつつあるとのこと。
参考までに婚姻数は戦後最少の66万594組、死亡数は、高齢化により戦後最多の126万8432人と、7年連続で出生数を上回り、人口自然減は23万8632人となっています。
出生率の増加は引き続き、少子化対策として子育て環境の充実を図りながら、地域におけるきめ細かな施策の歩みを進めていかなくてはなりません。