大手教科書会社12社が、このたび情報通信技術(ICT)を応用したデジタル教科書の共同開発に乗り出すと発表しました。
各社の製品の基本仕様を統一し、小中高校を通じて同じ方法で操作できるようにすることで、学校現場への普及を加速させることを目指します。
すでにデジタル教科書は昨年3月時点で約23%の学校に整備されていますが、教科書会社によって操作方法が異なり、学校現場からは使い勝手の悪さを指摘する声が上がっていました。
こうした状況を改善できることは画期的で普通学級での動画やインターネットの活用で授業内容の充実につながるとの期待とともに、障害をもっている児童生徒や離島などへの教育支援にまで生かすことが考えられます。
私が以前、議会にて質問した視覚障害者(弱視など)の方が使用している拡大教科書は、今でも高価でボランティアの方が手作りで製作しているのが現状です。
大きな一助となることを大変期待しています。