気象庁は12日に太平洋赤道域東部の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象が今夏に発生し、11月にかけて続く可能性が高いと発表しました。
エルニーニョ現象は2012年夏に短期間発生したことはありますが、本格的に発生すれば5年ぶりとなるそうです。
これが長引くと世界的に異常気象が起きやすくなると指摘されています。
太平洋赤道域東部の南米沖では冷たい海水が湧き上がり、貿易風により冷たい海域が東から西へ広がっています。
したがって、今夏はこの影響で太平洋高気圧日本付近への張り出しが弱くなり、アジア南部のチベット高気圧も弱まり、日本付近に吹く偏西風が南寄りになると予想されます。
ゲリラ豪雨や真夏日の多発による熱中症への懸念が高まります。