ひろとBlog

マニフェストの検証は?

 二転三転してやっと「子ども手当」が廃止となり、「児童手当」の復活となった。
こうした民主党のドタバタを見ていると、今こそマニフェストの検証大会?仕分けをやってほしいと思っているのは、私だけではないだろう。

 2008年衆院選直前、各党のマニフェストを題材に評価や講評がいろんなメディアで行われ、全体としては民主党の得点が各党を上回ったのが、報道されていた。

 ただ当初から、我が党をはじめ財源が最大の争点であった。にも関らず民主党のマニフェストを評価、賛嘆した評論家やマスメディアはまず責任を取って、謝罪をすべきであろう。

 さらに当時の鳩山代表にいたっては、「事業をチェックすれば9兆円の財源が見出せる」「財源はある。207兆円の予算の中で1割くらいムダがある」「埋蔵金を拠出すれば大丈夫」と財源は必ず確保できると豪語していたのである。

 結局、政権交代から2年。マニフェストの4本柱は実現若しくは継続の目途がたたず、破綻をした。

 民主党は、財政や社会保障という根幹の問題で確信犯的に大ウソをついて、選挙には最も強い戦略を選択した」と権丈慶応大学教授は述べている。

 当時、マニフェスト選挙をもてはやした人たちとともに、その評価が的確だったのか、国民に対し誤ったメッセージを送らなかったのか、その検証をしっかりとすべきであると訴えたい。

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