ひろとBlog

核不使用声明に初賛同

 核兵器の不使用と廃絶を宣言する共同声明が21日、国連で発表され、日本など国連加盟国全体の約2/3にあたる125か国が声明を支持しました。

 同種の声明は過去3回出されましたが、今回初めて日本が賛同し、支持国も半数を超えました。
ただ、アメリカなど核保有国は声明に賛同しませんでした。

声明は「核兵器の人道的結末に関する共同声明」と題し、ニュージーランドが主導したもので、骨子は以下のとおりです。

<核兵器共同声明の骨子>
・核兵器の壊滅的な結末を深く懸念
・核兵器の結末は人類の生存に深く影響
・核兵器の結末は、使用された最初の瞬間から明白
・いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことが人類生存の利益
・核兵器が再び使用されないためには全廃が唯一の方法

今回、日本が初めて声明に賛同したことについては、唯一の核被爆国として、核兵器の不使用、廃絶を推進するという立場で賛同に加わったことは、全ての国に核軍縮を進める共通の責任があることを改めて認識する大きな前進につながると思います。

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