政府は昨年末、武器や関連技術の輸出を原則禁じている武器輸出三原則の緩和を決めた。
この措置は「平和国家・日本」の理念を根底から揺るがしかねない暴挙である。
何故今、緩和が必要なのか、何の説明もなく、年末のドサクサ紛れに強行したのも同然である。
目的は、防衛産業の保護・育成とコスト削減だという。
唯一の被爆国である日本として武器輸出三原則は非核三原則と並び、世界に宣言するものである。
なのに政府はこれほど重要な案件を、国会で議論することも国民に説明することもなく、決めたことである。
消費税増税の裏で、民主党政権はとんでもない事を進めている。
「戦争ほど悲惨なものはない。」
「戦争ほど残酷なものはない。」
このことを絶対に忘れてはならない。