ひろとBlog

農業がもつ教育力

 福島県喜多方市の小学校で、2007年から全国初の「農業科」の授業が実施されています。
農作業を通して、子どもたちは驚くほどの成長を遂げているという。

 喜多方市では農業が盛んなため、食育は従来、小学校で行われてきたそうですが、通信簿で評価のつく独立した教科となると当初は容易ではなかったそうです。
 実は、世田谷区の日本語特区と同様に、「農業教育特区」として認定を受け、農業科のスタートに踏み切りました。

2011年度以降は、市内の全17校の小学校で農業科の学習を行っており、全国から視察が相次いでいて、北海道美唄市でも「農業体験学習」と称する取り組みもスタートしたとのことです。

喜多方市教育委員会の渡部氏は
「農業科の授業は、農業を教えているわけではなく、農業で教えているのです。農業には失敗がつきものです。失敗から学べることだってたくさんあります。農業を通じて、子どもたちの心の中が成長し、豊かな心が育まれます。」と述べています。

農業従事者の高齢化と後継者不足に陥るなか、未来の農業従事者の発掘にもつながっていくのでは・・と私も大きな関心を寄せていて、ぜひ視察に伺ってみたいと思います。

果たして子どもたちがこの授業から収穫したのもは・・・。
そこを学んできたい。

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