本年5月開業予定の東京スカイツリーが23日夜、クリスマス・イブを
控え、ライトアップされました。
夜空に浮かぶスカイツリーはタワーの高さで世界最高の634メートル
がライトアップされるのは初めてだそうです。
さらにもう一つ世界で初めての試みがあります。
実はタワーとして雨水利用システムが導入されることをご存知でしょうか。
雨の集水場所は、第一展望ロビー(350メートル)、第二展望ロビー
(450メートル)とタワー隣接のビルの屋根になります。
これらに降った雨が、2653トンの地下雨水タンクに貯められるのです。
このことによって、墨田区押上・業平橋開発地区内から流出する雨水の
50ミリ分をピークカットし、同地区における都市型水害の防止に大きく
貢献するのです。
また貯めた雨水を、タワーやビルのトイレ洗浄水、屋上緑化の散水、
太陽電池などの冷却水や防災用水として活用することになっています。
私が8年前から「水環境の保全と創出」と題して、11回にわたり議会
質問をしてきた「雨水の利活用」全国の各自治体でやっと積極的に導入する
公共施設が増えてきたことは、とても嬉しく思います。