ひろとBlog

美味しい水を促進へ

ビルやマンションの古い貯水タンクを撤去し、おいしい水道水を直接、蛇口に届けようと、都水道局が新年度予算に対策費を盛り込むととになりました。

貯水タンクは、水道水を上層階まで運べないマンションなどで設置され、水道水をタンクから電動ポンプで押し上げる方式で給水する方式で、水道管内の水圧が弱かった1988年までは、3階建て以上の建築物では設置が必須となっていました。

しかし現在では、水圧を高める技術が進み、災害時の備えが必要な病院などを除き、衛生上の管理実態が不明なタンクをなくし、新築物件のほとんどで「直結給水方式」が採用されています。

旧来の方式から、タンクを撤去して「直結給水方式」に切り替える工事には費用がかさみ、年間で2000から3000件程度しか切り替え工事が実施されていなかった。
こうした実情を踏まえ、都は公道の下部を通る水道管工事については都が負担することを決定したところ、先月一ヶ月間で約300件に相談が倍増したとのこと。
概算では総額の約半分が賄えるそうです。

東京都の水道水は世界一美味しい安全で安心なお水ですので、貯水タンクの衛生面を考えると、直接蛇口から飲めるようになる方式をさらに進めていきべきだと思います。

PAGE TOP