文部科学省は11日に、小学4年と中学2年を対象とした2011年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を公表しました。
その内容では、日本は算数と数学がともに5位で、理科は小・中学とも4位。
トップは算数と中学理科がシンガポール、数学と小学理科が韓国、とともにアジア諸国が上位を占めました。
この調査には50ヶ国・地域の小学生と、42ヶ国・地域の中学生が参加。
国際平均が500点になるように調整し、日本の小・中学は558から585点となっていました。
この調査結果を踏まえ、文部科学省は「学習内容を増やした新学習指導要領などで学力は改善傾向にある」としています。
あくまでもデータによる評価軸ですので、一概に判断できませんが、基礎学力の向上と共に人間力の向上も不可欠です。
そして平均ではなく、一人ももれることなく基礎学力を身につけられる公教育の環境整備が求められていると強く感いています。