内閣府が11月1日、「女性の活躍推進に関する世論調査」結果を発表しました。
それによると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」
との考え方について尋ねたところ、賛成44.6%、反対49.4%となり、2012年の前回調査と比較して、賛成は7.0ポイント減、反対は4.3ポイント増となりました。
年代別に見ると、賛成の割合が高いのは70歳以上(53.6%)と60歳から69歳(45.7%)で、性別では、女性の賛成は43.2%、反対は51.6%で男性は賛成反対とも46.5%となっています。
賛成の理由は、「妻が家庭を守った方が子どもに良い」などで、反対の理由は、「妻が働いて能力を発揮した方が個人や社会にとって良い」などの意見が多数を占めています。
また、女性の職業について「子どもができてもずっと続ける方が良い」は44.8%で、22年前の調査からほぼ倍増となっています。
さらに、女性が出産後も同じ職場で働くのに必要なことで最も多かったのは、「保育所など子供を預けられる環境の整備」となっていました。
いずれにしても、女性の社会進出が進む中、地域における子育て環境の多面的な整備の充実を更に進めていかなくてはなりません。