昨日、税制改正法が再可決されたことにより、本日から、暫定税率が復活をした。
昨日は遅くまで、GSに延々と並ぶ車の列が目立ったが、今日はすっかりと落ち着いた。
ようやく1か月に及ぶ混乱も終息へ向かうことになったことは、よかったのだと思わざるを得ない。
しかし民主党は、未だ政権交代の最大のチャンスであり、この機を逃してなるものかとのなりふり構わぬ執念は残っている。一枚岩ではないが・・・・。
アメリカ大統領選も終盤を迎え、オバマvsクリントンの民主党指名候補争いは激しくなっているが、相手を口汚く罵る「ネガティブ・キャンペーン」では、日本の民主党も負けてはいないようだ。
4月より、制度がスタートした「後期高齢者医療制度」においても、高齢者イジメの姥捨て山制度と徹底攻撃し、その功を制したのが衆院山口2区補選の勝利につながったと、いつにも増してはしゃいでいる。
果たして本当にそれでよいのだろうか?そもそも医療制度に限らず、日本の社会保障制度全般は国を挙げて全力で取り組むべき課題であり、政争の具にすべきテーマではないはずである。
それなのに与野党の協議にも臨まず、整合性のある説明や対案も提示できず、イメージ・ダウンを狙うだけの戦術は、結局、自党に還ってくることになると思う。
堂々と政策論争で勝負を挑むべきであり、自らが政権を担当する執念があれば、勝機はあるはずである。それがネガティブ・キャンペーンに固執するのでは、明らかに政策論争では勝てないと主張しているのも同然と考える。
地方においては、政策を丁寧に説明する「ポジティブ・キャンペーン」に徹する議会であり、議員であると強く主張しておきたい。