文部科学省が学力テストと併せて実施したアンケート調査で、小学6年から中学3年への過程で理科離れが起きている実態が明らかになりました。
この調査では、理科の勉強について、「好き」「どちらかと言えば好き」と答えた小学6年生が81%だったのに対し、
中学3年生は61%で20ポイントも減少。
また「授業はよく分かりますか」との質問には、小学6年生が86%が分かると答えたのに対し、
中学3年生は64%と大幅に減少。
実に小学6年生の理科への理解度は国語の83%や算数の79%をも上回っていることも判明しました。
同省は「内容が難しくなる上、実用性や実生活からも遠くなり、興味関心を失うのでは」と分析していると同時に、実社会や化学技術との関係を結ぶ機会などを充実させなければと危機感を募らせている。
小学校時代には好きでよく分かった理科が、中学校では不得意に・・・。
こうした実態を踏まえ、教育現場においての授業例などの分析を進めながら、改善へのバックアップを展開する必要があると思います。