12日、東京電力福島第一原発事故で平均的な東京都民(成人)が飲食物から被ばくした量は、放射性ヨウ素とセシウムを合計して18マイクロシーベルト、それによってがんになる
のは10万人に1人以下ーとの推計を東京大学生産技術研究所らが発表しました。
子どもについてはヨウ素の影響が大きくなるため、幼児の被ばく量は42マイクロシーベルト、乳児の被ばく量は48マイクロシーベルトと算出。
それでも自然に存在する放射性カリウムによる年間被ばく量の数分の一になるとのこと。
ヨウ素の被ばく経路は水道水、セシウムの主な被ばく経路は、野菜や魚介類だが、食品の
出荷制限によって、被ばく量は30%前後減少したともしている。
同研究グループでは、「今回の内部被ばくによる発がんリスクは、放射性カリウムの発がん
リスクより小さい」と話している。
リスクが小さいからといっても、常に危険性があることを忘れてはならない。