厚生労働省は先日、警察庁の統計を基にした2017年の自殺状況の確定値を発表しました。
それによると、自殺者数は前年より576人少ない2万1321人となり、8年連続での減少となりました。
男性の自殺者は1万4826人、女性は6495人。
年代別では40代が最多の3668人、続いて50代の3593人となっています。
失業者の自殺が前年の1/4程度となっており、自殺者が減少傾向にあるのは、景気の影響もあるのでは、厚生労働省はと分析しています。
一方、20歳未満は567人で、前年より47人増えた結果となっており、自殺が死因のトップというのは、先進国でも日本だけで若者の自殺を防ぐ対策の強化が急がれます。
厚生労働省は自殺対策強化月間の3月から、LINEなどのSNSを活用した相談事業を開始。
委託を受けた民間13団体が公式アカウントを開設し、専門家らが無料で相談に乗っています。
⇒厚生労働省の自殺対策サイトはこちらです。
さらに、文部科学省でも2018年度から、いじめ・自殺相談にSNSを活用する方針を決めており、本格実施へ向けて準備が進んでいます。
多様な社会における人間関係や仕事における悩みに寄り添う形での事業に期待をするとともに、世田谷区においても喫緊の課題として取り組みへの強化に尽力していきます。