国会の政局も麻生首相への退陣や早期解散総選挙などをめぐり、それぞれが思惑も
あり、何だか慌ただしい。
しかし、我々地方議員は区民にとって最も重要な来年度予算案の集中審議に入る。
そうした中最近、民主党党幹部は『政権交代後』に言及をするなど、大変鼻息が荒い。
元民主党事務局長の伊藤惇夫氏が中央公論3月号に「民主党、5つの死角」と題して
同党の弱点を多角的に指摘した内容の記事を書いた。
これが本当に興味深い。
?支持層は軟弱地盤
?相変わらずの風頼み
?ブーメランの記憶
?政策不在?
?小沢一郎という危険物
ここで注目なのは、?のブーメラン。
自民党のスキャンダルを攻撃すると、同様の問題で民主党にも攻撃が返ってくる現象。
記億されている方もいると思いますが、閣僚の年金未納問題を管直人代表(当時)が
「未納3兄弟」と批判しまではよかったが、自身の未納が発覚し逆転。
要するに、チャンスがピンチになることを『ブーメラン』というとのこと。
今回も、マルチ商法で摘発されたことで端を発した問題で、石井一副代表、山岡国対委
員長など民主党の錚々たる幹部が揃ってマルチ商法を擁護するかのごとく議連に加入
し、献金を受け取っていた。
また小沢代表も『アメリカ海軍は第7艦隊だけでよい』などと発言し、波紋を呼んでいる。
もしかして、?の危険物とは
「あと一歩で勝てるという時に限って、『けたぐり』や『小股すくい』といった奇策や小細工
に打って出て、自分から捻挫したり転んだりするのでは・・・・・」
身近にありながら気がつかない死角
お互い得意気なりすぎると、ブーメラン現象が起きるかもしれない。