スナック菓子のトップ企業であるカルビーは、女性活用に優れた上場企業を選定する「なでしこ銘柄」に2016年度まで4年連続で選ばれ、「女性が輝く先進企業2016」内閣総理大臣表彰など、数々の受賞に輝いています。
カルビーは2016年まで7年連続で増収増益を達成しており、従業員数はここ7年で1000人から3700人に増えています。
さらにスナック菓子の市場シェアは53%で、うちポテト系は7は7%、女性管理職比率は2009年の6%から2016年には22%に上り、女性の活躍が同社の躍進に比例しています。
同社の松本晃代表取締役会長兼CEOは、女性管理職比率を毎年3%ずつ引き上げれば2019年には31%になり、いずれは50%達成が目標だと述べています。
ちなみに女性執行役員は現在5名で、育児をしながら時短勤務で午後4時帰宅を厳命されている方もいるとのこと。
「トップが女性登用の大方針を示し、数字で目標を設定する。登用は役員、部長など上級職から始める」と語る松本会長の女性活用の方針は、中小企業にも大いに参考になると思います。