ひろとBlog

還付金詐欺に新たな対策

 高齢者をだまして、お金を振り込ませる還付金詐欺の被害が急増する中、地域金融機関を中心に現金自動支払機(ATM)の利用を一部制限する動きが広がっています。
 
 警察庁によると、2016年の被害額は前年比67.4%増の42億6000万円に上り、振り込め詐欺の中でも急速に広がっているのが現状です。
 そうした被害を防ぐために、愛知県では岡崎信用金庫が昨年11月、3年以上ATMで振り込み実績がない70歳以上の預金者の振込限度額を「0円」に設定し、ATMでキャッシュカードによる振り込みができないようにしたところ、同県内で全15信金と名古屋銀行など全3地銀が同様の0円設定を実施しました。
 その結果、昨年8月に1か月で66件だった県内の還付金詐欺の認知件数は今年2月に1件まで激減し、こうした被害防止の効果が出始めていることにより、更なる対応が全国的に広がりつつあります。

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