ひろとBlog

iPSで視細胞が回復へ

 このほど理化学研究所多細胞システム形成研究センターの研究グループが、目の網膜で光を感じる視細胞をマウスの人工多能性幹細胞(いわゆるiPS細胞)から作り、目の難病である「網膜色素変性症」のマウスに移植したところ視細胞の機能が回復したことを発表しました。

 この発表では、安全性を確認したうえで2年以内をめどに、人での臨床研究を移植実施予定の病院の倫理委員会に申請するそうです。

 網膜色素変性症は、網膜の中で最初に光に反応する視細胞が消失する遺伝性の難病であり、視野が狭くなったり、夜に物が見なくなったりする症状が起こり、国内では10万人に18.7人の割合で患者がいると推定されています。

 山中伸弥氏が2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞してはや5年、それを契機に国は、2013年よりiPS細胞研究に対して今後10年で1100億円規模の長期的な支援を行うことを表明している成果が着実に実を結びつつあります。

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