ひろとBlog

コメ離れが止まらず

 梅雨も明け8月になりましたが、不安定な天候が続く中ですが今後、連日の真夏日となる予測もされており熱中症への注意が十分に必要となります。

 さて、先ごろ農林水産省は2015年度の食料自給率(カロリーベース)が6年連続で39%だったと発表しました。
小麦は生産量が増えた一方で、コメは食生活の変化を背景に消費量の減少に歯止めがかからず、自給率は横ばい傾向が続いています。
 一方、生産額ベースでの自給率は、前年度より2ポイント上昇の66%で、6年ぶりの改善でしたが、天候不順で1部の野菜が値上がりしたことや、子牛の頭数削減を受けた畜産物の価格上昇が主な要因となっています。
 政府は2025年度に45%へ引き上げる目標を掲げていますが、未だ低下傾向から脱する兆しが見えません。

具体的には国民一人あたりの年間コメ消費量は前年度比1.7%減の54.6キロで、1960年代の半分以下に落ち込んでおり、特に家畜のエサとなるトウモロコシなどを輸入に依存しているため、自給率を押し下げている主因となっています。

 全国的にも農地面積の減少で食料自給力も一人あたりが必要とされる2146キロカロリー/日を大きく下回る1480キロカロリーになっており、今後食生活・食習慣の改善とともに、国内の生産能力をいかに上げていけるのか、その対策を急がなければなりません。

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