政府はこのほど2016年版「消費者白書」を閣議決定しました。
2015年度に全国の消費者生活センターなどに寄せられた相談件数は、約92万7000件と引き続き高い水準で、スマートフォンに関する相談が約9万件と過去最多に。
年齢別では、65歳以上の高齢者が全体で27%を占めています。
スマートフォンの普及に伴い、インターネット交流サイト(いわゆるSNS)についての相談も急増しており、2010年度の約1000倍を記録、なかでも相談者は中高年にも拡大。
60代は2010年度の約13倍、70歳以上では約23倍に増加しています。
また事業者が支払い手段としてプリペイドカードなどを悪用する例もあったとのこと。
今では日常生活に当たり前のように使用されているスマホは、便利ではあるけれどその反面リスクを生じてしまう、悪用されてしまう可能性を常に孕んでいることを忘れてはなりません。