第92代内閣総理大臣に自民党総裁の麻生太郎氏が、就任した。
就任の記者会見では、自らが閣僚メイドいや?名簿を読み上げる異例の発表であった。
それにしても、「官僚を使いこなす」との発言は大変に驚いてしまいました。
言葉は強いが、その深い意味はどうなんだろうか?
私はせめて「官僚と徹底的に闘う」という言葉の方が、より現実的に感じる。
と言うのは、「使いこなす」と「使われる」は表裏一体であり、自分は相手を使っているつもりでも、事実は使われていることが往々にしてあるからだ。
使われているフリをすることなど、いとも簡単である。くれぐれも気をつけよう。
同じくして、民主党の代表選や公明党の代表選も行われ、それぞれ小沢党首、太田代表が再任され、各マスコミは総選挙がいつなのか?支持率は?政権交代は?などの話題で持ちきりになっている。
新政権が何を目指すのか?リーダシップをどう発揮できるのか?わが党としても最大の正念場を迎えていると言わざるを得ない。
併せて、小泉元首相も政界を勇退すると表明し、二男に世襲する旨の報道がさかんに流れている。
来月にかけて政局の動向は注目されているが、今、一番生活に厳しく直面している国民に対しての緊急対策をいつ、何を、どのように実施するのかが最優先であると私は思う。
ぜひ補正予算の審議を与野党で行い、それを経て成立させた上で解散総選挙で信を問うことが、重要だ。
速やかな成立と協力で早期の総合対策を実行すべきであると願う。
それがまともに審議もできないようであれば、もはや国民のための政治ではなく、政治のための政治である。
政治不信への信頼回復など夢のまた夢ではないだろうか?
人のために尽くしたい、そう誓って政治家を目指した人は数知れないが、何かに直面した時に、まず一人の人間としてどうあるべきかを厳しく問われていることに気づかなければならないと思う。
さて話は変わりますが本日、世田谷区議会において、「オウム問題・災害・防犯等対策特別委員会」が臨時で開催されました。
内容は、オウム真理教(現アレフ、ひかりの輪)に対する「無差別大量殺人を行った団体を規制する法律」に則って、観察処分が続行中であるが、実は、現在の団体規制法は5年ごとに見直され、平成21年12月にその期限がきます。
さらには、その団体規制法に伴う「観察処分」 も3年ごとに期間更新されることになっており、その期限も平成21年1月に迫っております。
それに対する観察処分の継続と法律の強化に関する署名運動を烏山地域オウム問題住民対策協議会が行っており、世田谷区議会特別委員会としても、決議案を国へ提出しようとの提案が自民党の川上議員からあり、協議をしてきたのですが・・・。
なんとも団体規制法がオウム真理教以外の団体への拡大解釈が伴うから、その文言を削除してほしいとの意見が出て、結局、意見が割れ表決を行い、賛成多数で可決したのですが・・・・。
なぜシンプルに素直に住民協議会の方の意向を汲んで、全会一致で採択できないのか理解に苦しむ。
そんなことは、このオウム問題には、住民の皆様には何の関係もない。