農作業の現場で汗を流す障害者が増えており、香川県では、農家と障害者施設をつなぐという取り組みが注目されています。
現在、県内で農作業に参加する障害者施設は28か所で、2014年度は延べ約1万人が従事したとのこと。
作業実施面積は46ヘクタールに広がり、作業工賃の総額は約1300万人に拡大しているそうです。
政府は2016年度から、農業分野に参入する障害者施設を支援することになっており、具体的には、農業の専門家を派遣し、付加価値が高い農産物の育成方法を伝授したり、生産から加工まで手掛ける6次産業化を目指して、新たな販路開拓についても助言する、ことになっています。
さらに定期的に大規模なマルシェ(市場)開き、障害者が生産した農産物を販売する機会もつくる関連経費として、2016年度予算に1.1億円が計上されています。
世田谷区も都内で2番目に農地面積が多く、障害者就労の受け皿として農業を活用する可能性が大きいと考えています。
新たな視点である農業と福祉の連携、「農福連携」の強化を具体的に推進していきたいと思います。