ひろとBlog

冠水について

 最近、突然の天候の変化で集中的にかつ局地的に大雨が降る。今日も、短時間に都内で53mm/Hの雨が降り、下水道の作業をしていた作業員の方が流されるという被害に遭っている。

 さらには、首都圏各地でも冠水している個所も多くあり、改めて都市型水害の怖さを実感した。

 しかし、世界的に水と気候変動については危機的状況にあるといわれており、冠水とは逆に干ばつで苦しんでいる国や地域もあるのです。

 ちなみに年間、日本の九州と四国を合せた面積が、世界では砂漠化しているとの報告もある。

 そう考えると、地球は「水の惑星」とはいうものの、以前にも述べたように水資源や水環境については危機的状況にあることだけは間違いないのです。

 世界の人口は増加傾向、ひとりあたりの水の使用量も増加、その一方で森林破壊や温暖化などの影響で、自然のリズムが狂いはじめ降水パターンや異常気象などにより、逆に人間が利用できる淡水の量は減少しているのです。

 サステナビリティ・プランナーである足立直樹氏は、水問題を解決する21の方法を提案されて注目を集めています。

 地球上の淡水資源は限られたものであり、その資源をうまく循環させながら利活用することによって、多くの生命が維持されてきたのではないでしょうか。

 私たち、日本では目に見える水以外に大量のバーチャル・ウォーター(仮想水)を消費している。このことについては後日、触れることにするが・・・・。

 いつまでも人間が住みやすく、便利な生活を望むために構築した下水道システムに逆に苦しむではなく、降った雨水を循環させる、利活用できるように川や水路を再生させる、雨水貯留槽を整備する、ムダに水を使用しないなどの対策を進めなければ、1年を通して”渇水””冠水”に悩んでいる国など世界にはない。

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