「体温の低い子が増えているようだ」という保育園や学校現場の声が多くなったのをきっかけに、約15年間にわたって子どもの体温を各地で調べた日本体育大学教授の正木さんが語っていました。
朝、35度台だった中学生が帰るころには37度になるなど、1日の体温の変動差が大きい子が増えていることに驚いたそうです。
体温調節が下手になっているとのこと。
冷房が当たり前になって、乳幼児期に汗をかく体験が奪われたのが原因ではないかとみているそうです。
汗をかいて熱を外に出すことは、体温調節の基本。
汗腺の数は、3歳までにどれだけ汗をかいたかで決まるそうです。
3歳以降もしっかりと汗をかかないと体温調節をつかさどる自律神経が発達せず、暑い中で運動に夢中になると熱中症になりやすそうです。
1日1回は汗をかき、早く寝る子どもの方が、自律神経の調節がいい。
ゆえにエアコンにどっぷりとつからず、意識をして冬でも1日1回汗をかく体験に挑戦してみませんか?