ひろとBlog

世界水の日

 毎年3月22日は、国連が全世界に定めた「世界水の日」です。
1992年12月、国連総会で定められた「世界水の日」は、水資源の貴重さ、水資源の開発の重要性について世界中の人々と一緒に考えるための日です。世界各国でこの国際的な課題について普及啓発するための会議やセミナー、展示会が開かれています。

水とエネルギーは本質的に結びついています。ほとんどの形態のエネルギー生産(なかでも水力発電、原子力エネルギー、熱エネルギー)は水に大きく依存しており、世界で生成されるエネルギーの約8%が、揚水、配水、処理などの給水サービスに利用されていることから、社会と環境における不公正を克服し、経済と産業の需要を持続的に満たすために、水とエネルギーのつながりに着眼することが重要です。

2014年の「世界水の日」、国連システムは加盟国およびその他のステークホルダーと密接に協力して、水とエネルギーのつながりを認識し、安全な飲料水、適切な衛生設備、十分な食料とエネルギーのサービスを利用できない世界の「最底辺の10億人」のニーズにとくに注目し、公的部門と民間部門を連携させて、水効率とエネルギー効率の高い「グリーン産業」のためのベストプラクティスを促進する横断的な政策的枠組みへのアドボカシーをとくに重視し、エネルギー安全保障と持続可能な水管理に立脚したグリーンエコノミーへの道を切り開きます。と宣言しています。

 なお日本では、毎年8月1日を「水の日」、この日を初日とする1週間を「水の週間」として、この期間中に水資源の貴重さ、水資源開発の重要性などについて考えることとしていますが、「世界水の日」は、世界的な観点からもう一度、水の貴重さ、大切さについて世界中の人々と一緒に見つめなおす「地球と水を考える日」とすることとしています。

こうした機会を契機に皆さんにもぜひ水の問題を知って、自分たちにできることは何かを考えるきっかけにしていただきたいと思います。

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