本日は、区議会予算特別委員会最終日となり、補充質疑が行われました。
私も登壇し、以下についての質疑を行いました。
1)外郭団体について
<産業振興公社のあり方>
課題は世田谷の産業政策への展望と戦略をどう描けるのか。
今後、シティセールスをどう展開するのか?
今後の4年間、どこで、どのように、産業政策を練り、産業振興を推し進めるのか。
民間市場における全力を傾注するその実践を今こそ学ぶべき。官民協働型によるシティセールス推進専門組織を設置し、世田谷区内の地域活性化、振興、PRなど、ありとあらゆるものを活用すべき。
<社会福祉事業団のあり方>
新実施計画では、区からの財政支援の脱却に向けて、事業の拡大により経営基盤の強化を図るとあるが、現状、どのような工程で考えているのか。そのイメージ像は?そのハードルは?
人件費の圧縮といってもプロパー職員のモチベーションを阻害してはならない。
また区内における地域保健・医療・福祉のセーフティネットは公益的使命としてその役割を担うべき。
地域包括ケアシステムの一翼を担えるよう体力を蓄えるべき。
2)世田谷区立図書館ビジョンについて
公立図書館は、あくまでも図書の貸し出し業務に限る延長線上でのサービス向上
(開館時間の延長、受付業務のみ民間委託、月曜開館の拡大など)
しか考えていないのか。
民間企業の力を借りて、「多くの人々に愛される」図書館、あるいは「公共空間」をつくるべき。これまでの「行政サービス」という官スタンスから「公共サービス」の提供として官民協働型へと転換すべき。
3)地域行政制度について
今後、10年を見据えると直前に控える地域包括ケアシステムの構築など福祉的環境整備や地区防災対策の強化など、地域行政は大きな転換を求められる。権限の付与を提案。
現状では特別区という保護形態に88万区政を委ねているとしか思えない。
真の地域包括ケアシステムを構築するには、地域行政制度をいかに推進できるか。
その後、世田谷区一般会計予算他4件の特別会計と1件の補正予算に対する賛否が問われました。
委員会では、始めに3会派より一般会計予算に対する組み替え動議が提案され、それぞれ提案理由の説明ののち、採決に入りましたが、賛成少数で否決となりました。
その後、原案である世田谷区一般会計予算ほか5件については、賛成多数で可決となり、予算特別委員会は閉会となりました。
本定例会の最終日は27日に行われます。