ひろとBlog

湿気とつきあう

 梅雨明けになるのも間近とは思いますが、ここ数日は蒸し暑いやら、突然の豪雨やらで天候は不安定です。

また、湿気の多い蒸し暑さは、気分もなぜかすぐれない、エアコンをつけようか、それとも我慢して窓を開けて自然風でそのごうか・・・迷う、そんな気持ちの方は多いのでは・・・。

一昔前まで日本の家屋は、湿気を適度に調節してくれる紙や木、土などで作られた木造建築であった。湿気で家が傷まないように風通しを良くするため、床を高くしたり、開け放したりはすずこともできる引き戸にしたりした。

通気性に加えて、来客などにあわせた仕切りに便利なこともあり、障子や襖が普及する。

また、梅雨のころには「煙いぶし」のために囲炉裏が焚かれた。

食の面では、雨や日照りの恵みを受けて得られた米や雑穀によって、日本人の食生活が支えられ、知恵も生まれたのである。

今では様々な発酵食品が1年中作られているが、昔は梅雨から夏の高温多湿な時期には、カビや細菌の繁殖が盛んになり発酵を制御できなかったので、味噌や醤油、漬物や酒は、発酵がおだやかな冬に仕込まれた。

日本人の風呂好きも、夏の蒸し暑さをゆえであるそうです。昼間の不快な汗を銭湯で洗い流すと、1日の疲れが癒された。

今はめっきり減ってしまったが、軒下の簾や打ち水、縁台や団扇など、夏場の暑さを凌ぐ風物詩が懐かしい。

私も暑がりですが、風鈴などのちょっとした工夫や知恵で涼しさを演出することは楽しい。

この夏は、こだわってみたい。

横浜の夜景をどうぞ・・涼しくなるのでは・・

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