9日、公明党世田谷区議団として、NPO法人さくら会が主催している自立支援プログラム『家族SST』へ参加してきました。
わが区議団より、板井議員、平塚議員、杉田議員、高久議員と私の5名で参加してきました。
3障害のなか精神障害者への自立支援として、厚生労働省は社会的入所を解消し、地域での居住生活を安定するべく支援事業を展開しております。
しかし、これには家族の負担も含めて、地域や近隣の方の理解と協力が不可欠であります。
そうした上で、SST事業については東京都が支援を行ってきましたが、事業の縮小も視野にいれた検討をしているとのことで、 区議団としても現場での活動の実態を視察させていただくことになりました。
SSTのSSは、社会生活技能といって、受信(聞く)・処理(考える)・送信(話す)の3つの技能をさし、それを訓練(トレーニング)して、よりよい人間関係をつくり、再発防止や生活の質の向上をねらうことが主目的だそうです。
ちなみに、精神障害の方が、通院しながら投薬を続行することと身近な家族が当事者への接し方(ここがSST)を学んでいくと、再発率が13%と極めて低い数値となり、大きな効果が表れています。
約50名の参加者(すべて子供さんを精神障害を持つ保護者)でしたが、8割の方が区外からわざわざ受講されに来られていました。
それだけ、SSTでのプログラムがご家庭における精神障害の方との接し方で、症状の回復が見られる、自身のストレスも解消される、辛く疲れていた心が元気になった。との理由で、また明日から頑張れる、と皆さん笑顔で語っておられました。
私自身も貴重な機会を与えて頂き、よかったと思うと共に、この事業を何としても存続、そして拡充を図っていきたいと思います。