ひろとBlog

目立つ高齢者の万引き

 万引きの認知件数が高止まりし、刑法全体に占める割合が1割まで上昇していることが11日、警察庁の調査で判明しました。

 刑法犯は2002年の約285万件をピークに減り続け、2012年は半分以下の約138万件になっています。
 こうした中、万引きは2004年に過去最多の15万8020件となった後、増減を繰り返しながら高止まりし、全体の割合は2001年の4.6%から11年連続で上昇し、2012年は9.8%を占めるまで至っています。

 特に年齢別における高齢者(65歳以上)だけが増え続けており、警察庁は「経済的な困窮が主な原因ではなく、孤立化を防ぐ必要がある」と分析をしていて、「万引きは犯罪」という意識の低さや、「低額だから」、「見つかったら払えばいい」といった短絡的な発想の裏側には、孤立化という実態が行為へと至らせる何かが潜んでいるのかもしれません。

 

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