今春卒業予定の高校生の就職内定率は昨年12月末時点で、前年同期より3.5ポイント高い88.8%だったことがこのたび文部科学省の調査で分かりました。
5年連続の上昇で、バブル崩壊前の1980年代後半以来の高水準となりました。
同省は「景気回復傾向で求人が増え、希望者が順調に内定を得ている」のが、要因と分析しています。
具体的には、就職希望者約19万1000人のうち約17万人が内定を得ており、男子は前年同期比2.7ポイント増の90.7%、女子が4.4ポイント増の85.9%で、それでも未だ男女それぞれ約1万1000人が内定を得ていない現状もあります。
ちなみに就職率は全ての都道府県で改善しており、高いのは富山96.9%、石川95.5%で、その一方、沖縄63.2%、大阪81.3%が低い数値を表しています。
改善幅が大きかったのは、神奈川の6.3ポイント増、沖縄の6.1ポイント増となっています。