平成24年度の都内の共働き世帯が、過去最高の5割に上り、その反面、育児休業制度を利用したことがある夫は約1%に過ぎないことが、東京都福祉保健局の調査で判明しました。
家事、育児の夫婦間の分担が「半々」と回答した妻は約6%にとどまり、共働き世帯の「妻」の負担が重い実態が明らかになりました。
詳しい内容を見ますと、共働き世帯は53.3%で、平成19年度調査より7.7ポイント上昇、勤務体系は父親は「正規の職員・従業員」が77.4%、母親は「パート・アルバイト」が42.9%となっています。
一方で、母親の「正規の職員・従業員」は37%で、平成19年度調査より6.1ポイント上しており、女性の社会での活躍がますます進んでいることが裏付けされています。
増加傾向にある共働き世帯のうち、子育てのため勤務時間の調整が必要だと回答した母親が67.7%だったが、父親は22.2%となっており、意識や認識の違いも気になります。
総合的に働く母親の負担を軽減するための、新たな政策や制度の充実を図る必要があると痛感いたしました。