15日、都議会本会議にて「改正青少年健全育成条例」は可決されました。
多くの報道でも取り上げられましたが、改めて誤解のないよう正確に述べたいと
思います。
まず改正の目的は?
社会的に許されない性描写を不当に賛美、誇張している漫画などから、子どもたちを守ることです。
具体的には、皆さんも目にされたことがあると思いますが、都内の書店では、強姦や近親相姦など、あたかも社会で一般的に認められているかのごとく描写した漫画やアニメを成人コーナーに区分陳列するために、その基準を設けることなのです。
私もPTAや青少年健全団体の関連の皆さまから「このような漫画を子どもに見せたくない」と、多くのご要望も頂いておりました。
ゆえに、子どもたちが簡単に閲覧や購入できないようになりました。
また、出版業界や漫画家かの一部から「表現の自由を侵害するのでは」との批判もありありますが・・・。
これは全くの誤りで、漫画家が自由に作品を書くことに規制をかけたり、販売を禁止したりするものでは決してありません。
また創作活動が委縮するとの懸念もありますが、これについても慎重に運用する意味においても、出版関係者も参加する「健全育成審議会」の検討時間を確保する付帯決議も付されました。
大切なことは、大人の利益ではなく、子どもの将来を守るために、今、何をすべきかを最優先に考えることが不可欠ではないでしょうか。