作家でありエッセイストでもある岡田光世氏のある記事に目が止まりました。
それは、たまたまカフェで隣り合わせだったフランス人女性が、毎年、1か月の休暇を利用し日本で小袖柄の研究をしていると語ったことがきっかけで世界の有給休暇についてどうなのか、が掲載されていました。
昨年に20か国を対象に実施された調査では、1年間の有給休暇平均取得日数が、フランスは30日であるのに対し、日本は5日。
休暇消化率に至ってはフランスが100%に対し、日本は45%と20か国中最低だったそうです。
なんとその理由として「上司が協力的でないと感じた」が44%と圧倒的に多かったとのこと。
私の議員になる前は、民間企業で10名ほどのチームで責任者をやっていましたが、有給休暇は自身から積極的に取るようにしていたこと、緊急時以外はなるべく会社に遅くまでいないこと、休暇をどの日程で取るのか、どのように過ごすのかも、チームスタッフと楽しみながら話していたことを思い出しました。
日本人はこれまで真面目すぎ、遅くまで職場に残っていることが仕事に真面目に取り組んでいるような雰囲気や早めに帰ると周りからの目を気にしてしまうことが誰にでも経験があります。
でも、趣味や家族と休暇を過ごし、気分もリフレッシュして元気に仕事に取り組む、休みのときは思い切り休みに徹する、そうしたメリハリこそが仕事の成果につながるはずです。
休みの過ごし方で、人脈も人間性も大きく拡がります。
皆さんはどう思いますか。