ひろとBlog

投票率アップにつながる?

 6月に区長選が行われる予定の港区では、23区で初めて、投票用紙の候補者名に「○」印をつける記号式投票が導入されるそうです。
 同区の区長選は30%を切る低調状態が続いており、区選管は「方法が簡単になれば、投票もしやすくなるのでは・・・」と期待を寄せているそうです。

 確かに期日前投票制度が導入された2003年(平成15年)12月以降は、投票率も回復傾向にはなっています。
以前は不在者投票制度で事実上、投票日は1日という概念が基本でそれなりの理由がないといけない、という意識が私たちにもありましたし、投票時間も午後6時までという極めて現代社会の生活リズムからは乖離していました。
それらが、制度改正により告示(公示)から投票日当日までの期間が投票できる、かつ午後8時までと緩和されたことが大きな改善点でした。

 記号式のメリットは、
 1)字が判別できないなどの「疑問票」や候補者名以外を記入した「無効票」を減らすことができる。
 2)その分、開票作業の簡素化や効率化につながる。
 3)文字を書きづらい高齢者でも理解しやすくなる。
などを挙げています。

 先般行われた目黒区長選でも26.94%という投票率だったことを踏まえると、選挙と有権者との距離は遠い。

すべての有権者が選挙を行う権利がある限り、それを行使できるよう最大限の配慮を考えなければならないと思う。

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