ひろとBlog

クリスマスと人間力

 明日は、クリスマスイブ。クリスマスと聞くと思い出すのは、「マッチ売りの少女」と山下達郎と「クリスマス」という結構古い映画です。
 特に、マッチ売りの少女は寒い日の街中でマッチを売りながら、一家団欒の家庭を羨みながら、凍死してしまうストーリーでした。
 日本の格差社会といいながらも、来年の海外旅行は過去最高の人手だと予想されていますし、クリスマス商戦も好調とのことです。
 しかし、マッチ売りの少女は、どんな時でも華やかな舞台の陰で埋もれている人々、頑張っている人々、黙々と何かに打ち込んでいる人々がいることを忘れてはいけないことを教えてくれました。
 喜んでいる人、楽しんでいる人の一方で、苦しんでいる人、悩んでいる人がいる。
最近の社会や地域は、とかく個人情報保護であったり、プライバシーの確保であったりで、そうしたことがまるっきり無関心、見えなくなっていることがとても悲しく思います。
 中国の諺に「飲水恩源」(インスイシゲン)水を飲むとき、井戸を掘った人のことを忘れない。
 また、「知恩報恩」恩を知るならば、その恩に報いることである。
人は、自分が他人にしてあげたことは忘れないが、他人からしてもらったことは忘れてしまうのが常です。
 しかし今の時代は、人と人との人脈、ネットワークが勝負だともいわれています。
煩わしい、面倒くさいなどで人との人間関係をつい途絶えてしまうことがよくあるが、いつどこでどのように人間関係や信頼関係が重要になるかもしれないことは、過去の史観でも証明されています。
 生徒のことを本当に思ってくれる教員を、患者の苦しみを懸命に取り除こうとする医師を、区民のために全力で奉仕している公務員を、そうした真面目に職務を遂行している人が報われる社会を築かなくては・・・・。

 そうした意味で来年は、「人間力」を磨いていくことがキーワードだと考えている私です。
今、まちのクリスマスイルミネーションを見て、悲しみが喜びに、悩みが希望に、決してあきらめないと立ち上がってくれるよう地道に頑張っていこう。

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