ひろとBlog

成年後見人の着服問題

皆さんもお聞きになったことがある「成年後見人制度」。
認知症の高齢者などの財産を守る後見制度なのですが、実はその後見人が
不正に財産を着服しているケースが昨年度だけでも、184件もあることが
最高裁の調査で判明しました。

被害総額は18億円を上るとのこと。
最高額は実に1億円だった。

この後見人制度は、認知症などで判断能力が不十分な高齢者や両親のいない
未成年者に代わり、家庭裁判所から後見人として選任された親族や弁護士が財産を管理するもの。

現行の制度では、後見人らが家庭裁判所の許可を得ずに財産を引き出せる
ため、不正を未然に防ぐことが難しいので、許可が不可欠となる「後見制度
支援信託」などによる制度の改善に伴った強化と不正に対する罰則が必要です。

こうした立場を利用した悪質な犯罪は断じて見逃してはならない !

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