今、国政の争点として急浮上しているTPP（ 環太平洋連携協定）について。

TPPとは、トランス・パシフィック・ パートナーシップの略称です。
関税の撤廃などによりアジア太平洋地域の貿易拡大、経済関係の強化
をめざす多国間の協定です。

メリットは
→関税撤廃によって工業製品の輸出拡大、資源調達の安定化などで国内経済活性化が期待。
デメリットは
→コメ、小麦、乳製品などの関税が撤廃されると農業や食品産業に甚大な影響を及ぼす。

アメリカのオバマ大統領は、輸出拡大による国内の景気回復、中国を牽制する
貿易の枠組みづくりに積極的ですが、日本にとって何が本当の国益なのか冷静
な議論が必要です。

例えば、輸入食品の安全性の問題、一番影響を受けるとされる農業対策など
具体的な対応策を示さないままでは「見切り発車」となってしまう。

もう「最低でも県外」と言った安易な発言による混乱は絶対に招いては
いけない。