厚生労働省が21日に発表した2012年の賃金構造基本統計調査によりますと、フルタイムで働く女性の月額平均賃金(残業代や賞与などを除く)は、前年比0.5%増の23万3100円で、1976年以降で最高になりました。
ちなみに男性は0.2%増の32万9000円で、男性賃金に対する女性の賃金割合は70.9%となり、男女格差も縮小しました。
産業別でみると、賃金が最も高いのは、男性では金融・保険業の46万5300円、女性は教育・学習支援業の31万5000円で、最低は、男性が警備などを含むサービス業26万2600円、女性が宿泊・飲食業18万8100円となっています。
統計だけでは判断できませんが、社会環境における旧来型の男女間格差が解消されつつあることは大きな変化となっています。