ひろとBlog

近所や友人と希薄?

 政府は7日の閣議にて「日本の高齢者は血縁中心に人間関係を構築しており、近所や友人との関係が希薄」と分析した2011年版高齢者社会白書を決定した。

 これは内閣府が日本とアメリカ、ドイツ、スウェーデン、韓国の60歳以上の人を対象に意識調査をし、高齢者の社会的なつながりを国際比較した結果で、日本の高齢者は血縁以外に頼れる近所の人や友人がいる割合が最も低く、社会的孤立が進んでいる実態が明らかになったとしている。

 特に男性は孤立化いしやすいとの傾向があり、東日本大震災などへのボランティアへの関心も高まる一方で、高齢者の社会参加の有効な手段となる。とも期待を示している。

 ただ私が地域で感じるのは、血縁関係との交流が希薄であり、かえって地域における高齢者の方を取り巻く高齢者クラブやサークル、社会福祉協議会が行っているデイケア、さらに町会や商店街などと併せて民生委員の方々が懸命に高齢者の社会参加、地域での参入の促進を担ってくれていると感じます。

 確かに比較する基準は、他諸外国とになってしまうのでしょうが、歴史や文化、伝統や思想など異なる環境での比較は一概に言えないのでは・・・・と思ってしまう。

 要するに高齢者の知恵と経験は、人類の現在と未来のあり方を考えるかけがいのない宝であり、ゆえに高齢者を真に尊ぶ気風をつくることは社会の持続的な繁栄の基礎になると私は確信をしています。

PAGE TOP